日本人の5人に1人が該当すると言われているHSP、いわゆる「繊細さん」。
しかし、実生活でHSPだということをカミングアウトする人は少ないこともあり、
「本当にそんなにいるの？」
「やっぱり自分だけなのでは？」
とついつい疑ってしまいますよね。
そこで今回は、HSPであることを公表している有名人をご紹介します。
調べて見ると、テレビや雑誌でよく見かけるあの人も実はHSPで驚きでした！
「言われてみれば」という人から、
「え、この人が？！」という人まで
芸能界には意外と多くのHSPさんがいるんですよ。
また、本人がカミングアウトしているわけではないけれど、発言やエピソードなどから判断して「HSPっぽい人」もおまけでご紹介しています。
さて、あなたの知っている有名人は何人いるでしょうか？
HSPを公表している有名人
書籍やブログ、twitter等のSNSなどを通して、HSPである（かもしれない）と公表している有名人を紹介していきます。
活躍するジャンルは俳優、歌手、お笑い芸人、タレントなどさまざま。
各々どのようにHSPであることを公表したのでしょうか？
一人ずつ見ていきます！
1.田村淳
ロンドンブーツ１号２号の田村淳さん。
お笑い芸人、作家、経営者、バンドボーカルなどマルチに活躍される淳さんは、2019年に自身のSNSでHSPであることをカミングアウトしています。
HSP専門のカウンセラーであり、『「繊細さん」の本』の著者でもある武田友紀さんとの対談でHSPだと知った淳さん。
それまで不可解に思っていたことが「HSP」という気質が原因だと分かり、気持ちが楽になったと言います。
また、その後自身でいろいろ調べた結果、HSPの中でも、刺激探求型の「HSS型HSP」だと分かったそうです。
▼HSS型HSPについてはこちら
淳さんはインタビューで、
「司会やMCなどでHSPの気質を活かせている」
と答えていて、HSPであることを前向きにとらえていることが分かります。
2.要潤
ドラマや映画などで俳優と活躍されている要潤（かなめじゅん）さん。
2020年に、自身のtwitter上で、
「うわ、完全に俺もHSPかも。」
とツイートしています。
要さんは、その後出演されたラジオ内で、
「HSPであることが分かって、気が楽なったという人が結構いるけど、自分は全く楽にならなかった」
と発言されています。
田村淳さんとは正反対。
知ることでより意識してしまい、生きづらくなる
たしかにそういうケースもありえますよね。
3.ベッキー
タレント、女優、歌手として活躍するベッキーさん。
2019年には元プロ野球選手の片岡治大さんとご結婚、現在は2児のママです。
バラエティ番組での明るいイメージの強いベッキーさんですが、自身のtwitterでHSPであることを告白しています。
HSPのイメージとは真逆に見えますが、14歳から芸能界デビューし、大御所タレントさんをはじめ数多くの芸能人たちと仕事をしてこれたのは、HSP特有の空気を読む力や、完璧主義な部分が少なからず影響しているのかもしれません。
4.EXILE ATSUSHI
ATSUSHIさんは、人気音楽グループEXILEのメンバーです。
作詞・作曲もてがけ、2020年に一度ソロ活動専念を表明しましたが、2022年12月21日にEXILEとしてのグループ活動復帰を発表しています。
そんなATSUSHIさんは、2020年に発刊した著書『SIGN』の中で、自身がHSPであることをつづっています。
HSPの中でも、繊細なのに刺激を求める「HSS型HSP」だというATSUSHIさんは、その気質が原因で自律神経失調症に何年も苦しんだそうです。
ATSUSHIさんといえば、いつもサングランスをかけているイメージありませんか？
着用の理由は、
「自分の目があまり好きではない」
「照れ屋で、歌っている時カメラ目線ができない」
からだそうです。
作詞・作曲をこなす感性はもちろんですが、こういった面にもHSPらしい繊細さを感じます。
5.最上もが
でんぱ組.incの元メンバーで、現在はモデル、タレント、女優などさまざまなジャンルで活躍されている最上もがさん。
2021年には女の子を出産し、現在は一児のママでもあります。
そんな最上さんですが、2020年に自身のYoutubeチャンネルとブログでHSPであることを告白しています。
昔から、考えすぎだ、気にしすぎだ！
最上もが 公式ブログ「うつ病と繊細さん」 より抜粋
といわれ続けてきたけれど、HSPのことを知り、
だからこそ人の痛みに敏感で、”考えられる才能”があると気づけました。
また、Instagramの投稿でも、自身のうつ病について語っていて、そこでもHSPについて触れています。
この人はうつ病だから、気をつけなきゃいけない
最上もが 公式Instagramより抜粋
と思われて接されるのがぼくは一番悲しいです。
HSPの特性なのか、そういうの空気感でめちゃわかります。
最上さんはこのように、SNSなどを通して、自分自身の気質やそのつきあい方について、言いづらいことも率直に発信されていることが多いです。
同じような悩みを抱える人にとっては、共感する部分が多く、大きな支えとなっているでしょう。
6.松本人志
お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志さん。
10代の頃からお笑い界で活躍しつづけ、天才芸人としても名高い存在ですよね。
松本さんは、自身が司会をつとめるフジテレビの「ワイドナショー」で行われたHSP診断テストで、
「おれもこれ（HSP）やわ」
と番組内で発言しています。
チェックリスト11項目のうち、ほとんどに当てはまったそうです。
松本さんといえば、細かいことに気づいたり、ちょっとしたことでも拾ってそれを笑いに変える天才だと思います。
そういった発想力や観察力の高さも、HSPの気質が影響しているのかもしれません。
7.てんちむ
人気Youtuberのてんちむさんは、メンタルクリニックへ来院した際に医師から「HSS型HSPの気質がある」と言われたことを自身の動画内で告白しています。
「刺激を求めるけど傷つきやすいという矛盾をかかえる」というHSS型HSP特有の気質には、てんちむさん自身も自覚はあったようです。そういった性格に「HSS型HSP」という名前をつけてもらったことで、『「自分だけじゃないんだ」という安心感を得られた』と動画内で語っています。
てんちむさんは他にも躁鬱やADHDの診断も受けているそうですが、それらをすべて「悪いことじゃない」「自身の個性として受け入れていきたい」と説明していて、コメント欄には同じような悩みを抱える人からの共感の声がたくさん届いていました。
【番外編】公表はしていないけど「HSPっぽい」有名人
ここからは番外編です。
実際に本人が公表しているわけではありませんが、言動やエピソードなどから「HSPっぽい」有名人を２名紹介します。
青いラッコたまたま２人ともお笑い芸人さんでした。
1.又吉直樹
お笑いコンビ・ピースの又吉直樹さんは、自身のYoutubeチャンネルで「繊細さんの気になるリスト」という動画をアップしています。
動画内で又吉さんが上げているエピソードは、
「めっちゃ分かる」と共感できるものはもちろん、
HSP気質をもつ自分から見ても「それ気にしすぎｗ」「細かすぎｗ」というものまであって、
又吉さんがHSP（繊細さん）である可能性はかなり高いと思いました。
又吉さんは、動画内冒頭で自分自身のことを「HSPかどうかは正直わからない」と語りつつも、
「いろいろなことを気にしすぎる傾向はある」とも語っているので、繊細な部分をもっている自覚はあるようです。
物事を深く考えるところや、想像力の豊かさは、小説家としても芥川賞受賞するほどの実績にもあらわれていますよね。
2.オードリー若林
お笑いコンビ・オードリーの若林正恭さん。
オードリーのツッコミ担当としてはもちろん、現在は司会や俳優業、執筆活動なども行なっています。
若林さんのHSPらしさを感じとれたのは、『ナナメの夕暮れ』という若林さんのエッセイ集です。
「生きづらさ」をずっと感じながら生きてきたという若林さん。
本の中で直接「HSP」という言葉がでてくるわけではないのですが、
自分自身やあらゆる物事について深く考える、
いや、考えすぎてしまう様子は、まさに「HSP(繊細さん)」そのもの！
日常の中で感じる「なんとなく感じる違和感」を分かりやすく言語化してくれていて、分かりすぎて同じHSPとしては胸がギュッとなりました。
HSPの有名人｜まとめ
華々しい舞台で仕事をする芸能人は、一見HSPとは無縁のようですが、意外にも多くいることが分かりましたね。
繊細なHSPだからこそ感じ取れることは多くあり、みなさんそれを個性や強みとして活躍されています。
HSPという気質は
細かいことに気がつきすぎたり、
まわりの空気を読みすぎたり、
感情を揺さぶられやすかったり、
たしかに生きづらさを感じることは多くあると思います。
しかし、活かし方や上手なつきあい方を知れば、
多くの人を惹きつける１つの素敵な個性・才能なのだとあらためて感じさせてくれました。
HSPという個性・才能をどのようなかたちで自分の人生に落とし込んでいけるか。
そこをよく考えていきたいですね！
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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